最近、新聞やネット上で2045年問題がよく取り上げられている。
これは「2045年にはコンピュータ(人工知能)が人類の知能を超える。つまり人類がコンピュータ(人工知能)の考える未来を予測できななくなる」また、「全労働人口の4割がロボットに取って代わる」との警鐘である・

この問題を製造業で考えてみよう。
現在でもMESの技術が進み、コンピュータが管理してフルオートメーション(完全自動)化された工場は沢山ある。ロータリーストッカー(自動倉庫)が部品を取り出し、自動運搬車が工作機械まで部品を運ぶ。工作機械が自動でストッカーから冶具を選択し加工を行う。自動運搬車が加工した部品を次の工作機械まで運ぶ・・・。という具合に進んでいく。このようにコンピュータによる自動化された工場に人はあまりいない。
また、機織工場を見てみると、1つの工場で何百台の自動織機が休み無く働いているが、作業員は4~5人しかいない。彼らの作業は糸切れを監視したり糸替えぐらいしかない。

このように、すでに多くの工場ではコンピュータやロボットが人に取って代って作業を行っている。
では「2045年に何か起こるか」であるが、先程の自動化された工場では所詮は人の指示通りにか稼動しないので変化や変更には対応ができず人類の知能に頼る事しかできない。しかしこれが人工知能だと自分で考えて変化や変更に最適に対応して稼動するようになる。このような工場では作業員はあまり必要としない。現在まで自動化が進んでも人の作業は無くならなかった。だから2045年でも作業はある。しかし作業の質が変わってくると思う。

「我々は人工知能のように多くの事を記憶し素早い計算や推論は出来ない。しかし、我々には発想力や想像力がある。所詮人工知能とは我々知能の延長戦上にあるのだ。
今の私達の役目は、人工知能を使う人材と知識の育成を行う事だと思う。

2045年までまだ29年ある。

 

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