原価計算が出来ない理由を考える。

多くのお客様から原価計算のシステムを導入したい。との要望を頂きます。
何故、工場で原価計算が出来ないのでしょうか、原価計算は費用を原価項目に振り分ければ良いのです。
原価計算には、標準原価を積み上げた予定原価方式と作業実績や納入実績を積み上げた実際原価方式があります。
予定原価は予算原価(営業原価とも言います)に近く甘くなりがちです。最近は販売単価の低下が著しく仕方がない事でしょう。

実際原価は全作業の実績入力を確実に正確に入力する必要があります。これが中小の工場には困難なのです。逆に言えば、実績を正しく入力すれば簡単に原価計算が出来るという事になります。
予定原価方式
標準原価を正しく作成する事が重要です。過去の実績と今年の計画から各工程ごと工程チャージを求め品番別に加工費等を作成して積み上げます。また品番別に作業のサイクルタイムの設定ができればより現実に近くなります。

実際原価方式
作業実績や発注受入実績など、下記の発生原価項目を積み上げる方式です。この原価計算を行う時のポイントは実績入力を確実に行う事です。また材料費が頻繁に変動する場合は、何時入荷した材料を使用したか記録し、原価台帳で変更していく必要があります。
また、個別受注生産(製番型)での原価集計は比較的容易にできますが、見込み生産などで在庫引当が多い場合の在庫引当ての原価は予定原価を使用する方法が容易に運用が出来ると思われます。しかし、実際原価の精度を高めたい時は、何時生産した仕掛部品を引当てたか記録し原価変更を行う必要があります。

原価項目
材料費
外注費、仕入れ費
加工費
管理費
雑費

予定原価と実際原価を複合すれば、簡単に運用ができます。

in-Factoryの製番個別原価計算を説明しています。

 

生産管理を支援するコミニティサイト「ものづくりポータル」で詳しく掲載しています。

http://fnw.co.jp/in-factoryforum/